和歌山での生活の一端(厄介な侵入者)
人間にとって野生生物は厄介な侵入者かもしれませんが、彼らにとっては人間こそが厄介な侵入者かもしれません。 ワナ(オリ)に掛かった野生動物は移住生活が始まった頃から畑のオリで見てきたのですが、ある日、アナグマが裏山に面した石垣の上から台所の窓を覗いている姿を家内が見つけ、スマフォを準備して恐る恐るシャッターを切ったとのこと。のっそりとしていてシィッ、シィッ-と言っても動じず、人間を怖がる様子もなく、しばらくしてゆっくりと裏山の方へ登っていったそうです。

アナグマ
台所の窓の格子越しにどてっとしたアナグマが現れる。“顔はすらりと色白、体はずんぐりむっくり”
又、9月の初め、夜中の1時頃から変な鳴き声で起こされました。”グッ-ツ-グッー“ 寝ている部屋のガラス戸越しに聞こえる。裏山の石塀と部屋の間の1m少しの空間、ここには家の排水溝があり、通常は溝の上には蓋をしているのだが、最近は漏水の問題から、ずっと蓋は外していた。ライトを照らすとかすかに溝にうずくまって溜まった水を飲んでいるのか、小さな虫を食べているのか、ライトにも反応しない。ノラ猫か?タヌキか?イノシシか?1時間ほど様子を見たが良く判らないまま、まあ朝になったら山に帰るだろうと寝てしまった。翌朝、気になって裏へ廻って見ると、なんと、まだ居てる!痩せた子供のタヌキだ!弱ってしっかりと歩けない。衰弱しきっている。タモ網を持って来てすくって裏山に戻すことにした。山の上の方まで持って行き、少し平坦な茂みのある処へ置いた。直ぐにその場を離れたが気になって山の下の方にある熟れて落ちた柿の実を一つ持って戻った。置いた場所から全く動いていない、死を覚悟しているのか、動物ながら可哀想な気がした。直ぐ傍にカキを置いて少しでも食べればなと思いながら急いで下に降りた。家内が昼過ぎ2時ころに裏山の方でカラスが何羽も群れて鳴いていた、きっとカラスにやられてしまったに違いないと言ってきた。見に行く気にはなれなかった。
きっと弱って助けを求めてきたのかも知れない。(日本昔話)
タヌキ
排水溝に食べ物を求めて来たのか、やせ細り、まともに歩けない。
タモに入れて裏山の上の方へ運ぶ。ぐったりしていて、ほとんど動かない。






とても悲しいですが、自分で食べることもできなくなっているなら仕方ないですね。前にミサゴを救おうとされたお話を思い出しました。死亡の原因が農薬を食べたり、プラごみを食べたりしたことでないのを願います。
台風の状況はいかがですか?こちらに帰っておられると思いますが。お気を付けください。松田祐希江