昆虫定期便 No.94

このハムシは、葉っぱを片っ端から食べるのかと思いきや、クズ全体を見渡しても食べている葉が、あちこちに分散しています。おいしい葉が分かるグルメ通ですね。ただ1匹が葉を食べているのではなく、仲間がたくさん集まり共同作業をしているという、まさに「ワン・チーム」が素晴らしい。
添付は「共同作業中のクビボソハムシ」
今年も1年があっという間に過ぎ、何かやり残しているなぁ!と反省ばかり。来年2月には研究部で発表します。でも、こうして老後の生活を健康で楽しく過ごせているのは、自然大学という縁があったお陰です。
皆さま、健康に気をつけられ良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。

どこにでもあるクズを見ていると、穴がいっぱい空いている葉が目にとまります。世界の侵略的外来種ワースト100に入る植物でもあるクズを食べ、しかもレースのような見事な芸術作品に仕上げるとなると、これは賞賛に値する昆虫では? この制作者は、中国原産の「クズクビボソハムシ」という虫の仕業。2023年5月現在で千葉、東京、神奈川、兵庫県で確認され分布拡大中。なんか、もっと以前から、そこら中にいる虫だと思っていたのですが・・。





そろそろ枯葉が目立つ季節というのに、クズはしっかりと緑色を保ち光合成を続けている様子です。暑さにも水不足にも強く、冬の寒さにも強い様子です。根っこにがっちりと栄養を蓄えて来年はまた爆発的に繁茂するのかと思うと恐ろしいです。
そのクズに天敵となるのでしょうか?クズクビボソハムシは?まだ関西では発見されていないとのことですね。
レース状になってしまった葉は見た覚えがあります。きれいだなあと家に持ち帰りましたが、すぐボロボロになってしまいました。あれはどなたの仕業だったのでしょう・・