昆虫定期便 No.81
冬場は気持ちがブルー。何をするでもなく、無駄な時間を過ごしているなと思いますね。
気を紛らわせるため虫探しに出かけるものの、まだまだ先の感じ。
写真は2月15日の中山寺の梅。例年この時期には咲きかけていますが、今週はまた寒気到来。
春の足音は当分聞こえそうにもなく、気が晴れない日が続くようです。


冬場は昆虫も少なく野外に足が向きませんが、この寒さの中でも活動する昆虫がいます。それがフユシャク(冬尺)といわれるシャクガ科の仲間。漢字から分かるように、幼虫は春によく見るシャクトリムシ。成虫の活動期が11月~3月あたり。幼虫の多くがコナラやクヌギ、サクラの葉を食べ育つので、これらの樹木がたくさんある山道や公園等で見られます。
わざわざ寒い季節に現れる理由は、冬場は天敵が少ないこと。またフユシャクの仲間は、成虫が餌をとりません。理由として冬場に餌が少ないということもありますが、水分を接収することで寒さにより凍死してしまうことを避けるためと考えられています。またメスには、翅がありません。理由は体温を奪う要因となる翅を短くして耐寒性を高めていることや翅にかける浪費を少なくすることで栄養分を腹部に割り当て、よりたくさんの卵を産めるようにしていること等、この虫ならではの生存戦略かな。ただメスを見つけるのが難しく、1月も箕面で探しましたが見つけられず。運ですよね。
フユシャクと言われる蛾は約40種程いるのですが、今までの撮影した写真とメスに関してはメンバー撮影の写真でペアにできたものが下記の写真。

その他、冬場に成虫越冬している虫を探すなら常緑樹の葉裏。(落葉樹は葉が落ち、越冬している虫にとっては身の危険が伴いますからね。)しかも陽の当たる所よりも当たらない所の方かな。人間は冬寒くても朝になれば目覚め活動できますが、昆虫は目覚めても寒ければ活動できないので起こして欲しくないんです。成虫以外の形態で冬越ししている様子を探してみると




垣田さん
シャクヤクのメスとオスのセットとは(お借りした写真とはいえ)よく探されました。
いつどこで何を撮ったか・・・記憶力が無いので昔の写真を見て「こんなの見ていたのか!」と驚くことあります。(このことを老人力というのだそうです)
石垣島に行ってきました。この島は昆虫が豊かということだそうですが、時期が早かったかあまり見かけませんでした。