昆虫定期便 No.65

 散歩コースである伊丹の瑞ケ池で冬鳥を見ていましたが、浜野さん報告の「ヒドリの交雑種」は見かけなかったですね。 冬場の楽しみが増えました。
 5月11日現在、瑞ケ池にはまだハシビロとオオバンがいます。これだけ気温が上がり真夏の気候だというのに、いつ北に帰るのか、群れに入れなかったのかなぁと心配して見ています。

ダンダラテントウのカップル
ナナホシテントウのカップル

昆虫科で有馬富士公園へ。写真は「アケビコノハ」という蛾。翅を広げると90~100mmと大型。和名の由来は、その名の通り幼虫がアケビの葉を食べること、翅が枯れ葉=コノハにそっくりなことから名前がついたと言われています。

 前翅に落ち葉の葉脈のような筋が見られ、色も落ち葉の茶褐色と模様が絶妙な色彩となっています。(*右:葉裏の写真と一緒に撮影したのが間違い。葉の表面と撮影すべきだったと反省)。これは、アケビコノハを食べようとする天敵から身を守るため、落ち葉に模した擬態。 また、静止時は前翅の表面しか見えませんが、後翅は黄色に黒の模様。捕食されそうになった時は後翅を見せ、驚かせているうちにうまく逃げだそうと。 しかも後翅は、鳥が嫌う目玉模様。生きていく上での生存戦略ですね。(人気の蛾であるカトカラ属の一種)

☆春は出会いの季節。いろんなカップルを撮影しましたが、全部ナミテントウのカップルです。

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