昆虫定期便 No.56

 皆さま、 久しぶりにお出会いでき、楽しい時間とともに頑張ろうという気持ちも沸いてきますね。
 海老原さん、お茶の講義や下見など、本当にお世話になりました。松田さん、たくさんの写真ありがとうございます。

 河川敷に出た所から、私の視線はクズの葉にいる外来種「ムネアカオオクロテントウ」探し。偶然見つけ、松田さんに協力してもらって採集。このムネアカオオクロテントウはクズの葉にいるマルカメムシの幼虫を捕食します。 マルカメムシは農作物に被害を与える上に、洗濯物についたり、悪臭を放つので人間にとっては害虫の部類ですが、そのマルカメムシを捕食してくれるとなると、このテントウムシは益虫の部類に。しかしこれを外来種=悪だからとの理由で駆除しようものなら、クズはマルカメムシという天敵がいなくなり、さらに分布拡大・繁茂します。 とっちもどっちの三角関係。外来種問題の難しい所ですね。写真はムネアカオオクロテントウ。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です