昆虫定期便 No.67

この暑さで昆虫も端境期に入ったのか、目にする種数が減りました。
今月中旬から梅雨入りとの予報。
雨粒は昆虫にとっては大きな岩が当たる程の衝撃を伴うので、もっと目にしなくなりますね。
添付写真はサラサヤンマ飛行中の写真。30枚程撮影して何とか枠に入りました。


☆トンボ観察から「クロスジギンヤンマ」(5/21 箕面・新稲)
ヤンマ科のトンボは、どれも綺麗な模様をしていますが、その中でも、クロスジギンヤンマが色のあざやかさで頭一つ抜けていると思います。青・黄緑・黒色の3色ですが、凄い色づかいをしているなと。特に尾の黒地に青の水玉模様は、おしゃれな感じの中にも高貴さが漂っています。写真はオスで、メスはオスの青い部分が黄褐色。このクロスジギンヤンマは飛んでいても見間違えることはありません(ただ、この色合いは生きている間のみですが)。 春から初夏、オスは縄張りを持ち、他のトンボを追いかけ回している姿を池でよく見ます。

☆同じヤンマ科の「サラサヤンマ」(5/21 箕面・白島)
中々静止してくれず、じっと待つこと30分。その間に姿を消してしまうということも多々ですが、縄張りを守っていたのか同じ場所に。このトンボも春先によく見られます。腹部の斑模様が特徴で、上のクロスジは腹部が青色の○模様ですが、サラサヤンマは腹部が黄色の△模様。これが染め物の更紗(さらさ)模様に似ていることが名前の由来。

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