有明海 東よか干潟 遠征①
松田祐希江
野鳥科で 佐賀県 有明海に面する東よか干潟に4月の20日~22日行ってきました。春の大潮の日にちで大勢のギャラリーがいました。ここの干潟は渡り鳥の重要な中継地点・越冬地として国際的に認められラムサール条約に登録されています。
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ムツゴロウの漁にはまだ季節ではないのか、お一人しか漁を営む姿は見られませんでした。最近は「ムツゴロウ」を食べる人が少なくなり、漁獲量も減ってきているそうです。
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セイタカシギは干潟の近くのため池にいました。華奢なお嬢さんといった風情です。大阪万博公園で3年ほど前に1度滞在したことがあり話題になりました。オオソリハシシギはオーストラリアからロシヤの北東沿岸まで広大な渡りを行う鳥です。しっかり食べて栄養を付けてくださいね。
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コアジサシは2羽だけ見つかりました。海岸近くの開けた砂礫地に営巣しますが、近年開発が進み営巣場所はどんどん少なくなり絶滅危惧種に指定されています。大阪湾の夢洲でも繁殖が見られましたが、カジノの建設で繁殖は絶望的になりました。ツクシガモは大阪南港野鳥園でも見られますが、ここでは700羽近い規模で見られます。頭部は光に当たると緑色に見えます。カルガモより一回り大きい見ごたえのあるカモです。
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干潟で圧倒的に多いのがハマシギです。佐賀野鳥会で専門的に数えられる方がおられて、4月17日の記録は7670羽だったそうです。お腹が黒いですが冬になると白くなります。
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鳥たちが一斉に飛び立つのはタカやハヤブサなど猛禽類がやって来た時が多いです。一斉に飛び立つさまは圧巻です。飛び立った群れは魚の「ゴンズイ玉」のようにぶよぶよと姿を変えてやがて元の干潟に降り立ちます。ハヤブサの羽をみるとボロボロで自然に生きる厳しさを感じます。
②に続く