昆虫定期便 No.88

 故郷の丹波市が7月30日に41.2℃の国内最高気温を記録しましたが、8月5日にあっけなくトップの座から降りました。 市営のプールは開業して3日で水不足を理由に閉鎖。田舎の友人に聞くと、水不足で農業関係は大変なことになっているとのこと。 

城北ワンドで高所に止まっていたトンボ。

 網が届かず、捕獲できなかったのでオオサカサナエとは断定できませんが、それっぽいトンボでした。昆虫の同定は写真だけでは難しい時もあり「ネットインさえできていれば、分かるのになぁ」と、歯がゆい思いをすることが多々あります。添付写真は、その時の写真と矢印部分の拡大写真。*大きさからも明らかにウチワヤンマ系ではなかったけど。


 以前城北ワンドへ行った時、トンボ学会の方にお会いし「この辺りで珍しいトンボは何?」と聞くと「オオサカサナエですね」と。昨年琵琶湖の北でこのオオサカサナエとメガネサナエを見たと観察記録で書きましたが、こうなれば淀川水系で絶対見つけてやろうと。今年は調査地が淀川流域のため行く機会も多く、今はカミキリよりトンボ観察が主になっているかも。
 先日、金曜コースの講座が三川合流地であり私は支援員として講座の方に参加していましたが、当日他のメンバーも三川合流地を調査しており、後で「ウスグロトラカミキリがいた」という情報をもらいました。私は元々カミキリがメインであり、どうしても自分でこのカミキリが見たくて後日一人で三川合流地へ。結果は目当てのカミキリは見つけられず悔しかったのですが、この地でオオサカサナエを見ることができました。右の写真(尾を真上から撮影)から分かるように尾の部分が横に拡がり特徴のある黄色紋様なので、すぐ判別できると思います。

 石清水八幡宮のある男山地域では分布記録があり、そこから飛来してきたとも考えられますが、当日は何度もオオサカサナエの姿を見ることができました。この三川合流地と城北ワンドは距離にして約25km。トンボの飛翔力からして三川合流地から淀川伝いに城北ワンドへ移動(分布拡大)していると考えてもおかしくはないで、是非とも城北で見つけようと!

毎年の観察種であるハッチョウトンボは生息地である湿原が環境変化で消失傾向にあり、今後も見守り続けていきたい種。ハッチョウトンボ、ベニイトトンボとも環境省レッドリストの絶滅危惧種。アオモンイトトンボのメスで赤色型はあまり見ないタイプですね。

昆虫定期便 No.88” に対して1件のコメントがあります。

  1. 松田祐希江 より:

    城北ワンドのオオサカサナエをネットインできずに残念でした! 環境保全や生物多様性の維持を心がけていても、珍しいものや初物はやはりゲットしたいですね。トンボのオスメスを比べると、やはりメスが地味ですね。野鳥の世界と同じで面白いです。

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