和歌山での生活の一端(竹の整備)
Yuji Nakamura
移住生活も早や4年目の今年、裏山の整備にも少し余裕が出来てきました。竹も今迄は放置されて密集状態であったので、間隔を開ける為の伐採ばかりでしたが、今年は新しい良い竹を生かす方向も試みました。タケノコが出る3月末に黄色くなった古い竹の周辺で形の良いタケノコに目を付けておき、他の人が掘らないように紙の札を付けておきます。1~2m程に育った頃、生かすかどうかを判断します。秋から冬にかけて古い竹を切ってしまいます。これで部分的に新しい竹に入れ替わります。今年は6本若々しい竹を生かしました。タケノコ堀は3週間程で終盤を迎えますが、取り残したタケノコは直ぐに大きく竹なります(成長点が全ての節に有り、均等に伸びるので1日で1mほどにも)。一斉に地上に出て、素早く成長するDNAは如何にして子孫を繁栄させていくか、この植物が会得した戦略でしょう。イノシシもタケノコが好きですが、一度にはそんなに食べられません。タケノコ料理に飽きた頃からタケノコの処理(足でけり倒す)を週一の感じで4回ぐらい繰り返します。竹になってからでは処理が大変です。これをしないと竹林はどんどん広がり、密集状態となって手が付けられない状態を招きます。既にその状態になっている山のなんと多いことでしょう。

よく見えるように大き目の紙に”生かす!“と書いて、赤いヒモを付けました。
昔、この場所は畑であったとのことですが、両側の竹林から竹が浸入してきていて、もうあと2年もすれば一面竹に覆われるであろうと思われる場所です。左斜面は杉、ヒノキ、上部はクヌギ類が多く有り、冬の落葉でこの一帯までクヌギの落ち葉が覆う状態になり、なかなか良い自然の風景が見られます

谷部にある放置畑ですが、右の竹山からの竹が平地部に侵入してきています。

もう2年程すれば、この平地部は竹が占領してしまう勢いです。とりあえず、周辺から伐採して、一か所に集めました。ここの平地にはたくさんのタケノコが出てきます。昨年、今年とそのほとんどを蹴り倒して処理をしました。山の上部には多くのクヌギがあり、冬場の落葉で一面が覆われます。放置されて竹藪になるのは忍びません。いずれ、山の生態系が竹によって壊され、山も根茎の浅い竹に置き換わり災害に弱い山になっていく姿が想像されます。



マンション前の私がボランティアで入っている竹藪は今年は、たけのこは
超不作でした。おかげで伐採作業が楽ちんでした。5月に入り、例年になく竹の葉が散り、竹林がとても明るくなりました。
アカダマキヌガサタケ というキノコが今年は大発生しました。例年1個見るか見ないかくらいですが、今年は32個まで数えました。その後も発生したので40個は発生したと思われます。
中村さんところもキヌガサタケの発生があるかもしれませんよ。菌類研究会の方に聞くと、竹林によく発生するそうです。白いレースを被ったとてもきれいなキノコです。1日で枯れるので見られたらラッキーです。