昆虫定期便 No.69

 梅雨時期で家にいる日々が続きますので、昆虫を取り巻く状況は得ておこうとセミナーへ。
 添付写真はセミナー発表での「外来種クビアカツヤカミキリ(メス)腹部内の卵の様子」。繁殖力が非常に高く、被害は急速に拡大中。(1匹のメスの産卵数平均350個、最大1000個以上) 昨年発見された兵庫県には瀬戸内~日本海へ連なるサクラ街道があり、この昆虫が拡がってしまえば一気にサクラ全滅の危機になりかねませんね。


☆外来種フェモラータオオモモブトハムシが成虫になりました。その観察記録。昨年12月、家  近くの枯れたクズから虫こぶを採取。そこから観察スタート。といってもほぼ放置ですが。

☆5月12日 蛹が脱皮開始。30分程ですが、幼虫が蛹になっていくのと同じように、全身を覆う薄い膜を動きながら剥がしていました。その後、体色に変化が起こります。いつも見ている成虫は紫色ですが、最初は濃い緑色なんですね。(*完全に紫色になったのは2日後)

成虫になる過程を可視化するため蛹室を壊して観察。生命力が強く蛹室を壊してもほぼ成虫になりました。冬に採取した虫こぶは5個。6月初旬には40匹近くが成虫に。外来種であるため野外に放つことはせず、一部は標本。残りは命が尽きるまで責任もって飼育しています。生きたクズが必要なので、家での累代飼育はできないとのこと。ネットでこの虫を検索すると「おいしく食べて駆除。杏仁豆腐の香り」と書かれていますが、私にはちょっと無理ですね。

昆虫定期便 No.69” に対して2件のコメントがあります。

  1. 松田祐希江 より:

    垣田さん
    昆虫食も文化的なものだとは思うのですがやはり食指が動きません。エビやら生の魚を美味しい美味しいと食べるのですから、似たようなものだと考えはしますが。
    摂津峡の桜にはクビアカツヤカミキリ予防のためか根元から1メートルくらいまで網がかぶせられていました。
    夏休みも始まったと思うのですが、麦わら帽子に昆虫網を持った少年の姿はあまり見かけないですね。

    1. カキタ より:

      クビアカの被害状況をみると、どこにでもいるということでしょうね。成虫の移動距離は年間2~3kmと言われていますが、今の物流を考えると車で長距離を移動することだって可能性大です。サクラ、モモ、ウメ等のバラ科の生木が宿主ですが、幼虫期間が1~3年あり産卵されてもすぐ分かりません。和歌山のウメ産地にも迫っており、拡がってしまえば被害の甚大化は避けられないですね。

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