酷暑の到来とコロナウイルス対策(花便り No.23)

酷暑の夏が戻って参りました。さらに新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るっています。新聞やTVでは、高齢者は重症化しやすいので人ごみや食事を伴う場所へは行かないように呼び掛けています。そこで私は対策の一つとして自然観察会にはラッシュを避けて、各停で出かけるように心がけています。
花便り(№23)をお届けします。目を通して頂ければ幸いです。


花便り No.23

⓵カンガレイは雌性期と雄性期
・カヤツリグサ科ホタルイ属
・カンガレイは茎のみから成り、先端部に花序ができる。さらにその先は苞葉が伸びる。
・花序には数個から十数個の小穂がつき、雌性期と雄性期に分かれる。

②スズカケソウの花は筒状花
・ゴマノハグサ科クガイソウ属
・花は穂状花序で、葉腋に雌蕊が1本と雄蕊が2本の筒状花が多くつく。
・山伏が衣装の上に羽織る衣(鈴懸け)に似ていることから名付けられたそうだ。

③キキョウは雄性先熟

・キキョウは秋の七草の一つだが梅雨の時期には咲き始め、花が少ない夏の季節に観察を楽しむことができる。花は両性花で雄蕊と雌蕊の活動時期をずらし、自家受粉を避けている。

④キクバヤマボクチ(左)とオヤマボクチ(右)
・双方ともキク科ヤマボクチ属・キクバヤマボクチは近畿地方以西の山地に、オヤマボクチは岐阜県以北や四国の山地に自生し、葉の形状に違いがある。
・どちらも名前に「ホクチ」があり、それを漢字で表すと「火口」と書く。葉の裏に生える茸毛が火起こしの時に火打石からの導入剤として用いられたそうだ。

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