賀茂川から鴨川、そして淀川(冬)
冬鳥が出そろい、落ち葉で丸裸になった樹木になるこの1月は野鳥観察の適期です。「ヘラシギ出たよ」「キクイタダキが行水していた」と魅力的な情報が出ると浮足立つ今日この頃です。
1月31日は野鳥科の活動で京都御苑に行きました。反省会に未練もありながら、残業(!)しようと歩いて5分の賀茂川に到着。途中に豆大福で有名な「出町ふたば」のお店もありましたが並ばないと買えないのでこれも断念。


コサギ:この個体は飾り羽がもう生えかけていてとてもきれいです。カワセミ:下の嘴が赤みがあるのでメスです。20分ほどで2羽見つけました。
賀茂川はこの場所で高野川と合流して鴨川と名前が変わります。鴨川は京都市街までの短い命で桂川に注ぎます。この桂川も京都府と大阪府の境で宇治川と木津川に合流して淀川となります。こんなことは皆さんもとっくにご存じのことと思うのですが、その川ごとに探鳥を行い改めて「川の流れは多くの命をはぐくみすごいなあ」と感じ入りました。




賀茂川で観察したカワアイサは全長65センチでカルガモより一回り大きいカモです。冬になると渡ってきます。下流の淀川にもいますが、近くでは観察できません。あいにくこの日は曇りでしたが、晴れの日はオスの頭は緑色に輝きます。
鴨川の次の桂川も良い探鳥地なのですが、訪問したのが3年前になりますのでまた次の機会に。


桂川・宇治川・木津川の合流地点です。川が氾濫することも多かったのでしょうか? 藪が多く残されています。桜の名所ですが、野鳥科で行く季節は花は咲いていません。


アリスイ:ここでアリスイを観察できたのはとてもラッキーでした。(2024年3月22日)アリスイは本州では旅鳥です。名前の通りアリを求めて移動します。独特な羽模様で蛇を思わせますね。(今年の野鳥!)



5年の野鳥科生活でアリスイを観察できたのはこの一度だけです。アカゲラやシメ以外にキジの鳴き声を何度も聞きましたが姿を見ることはできませんでした。
淀川はとても魅力的な探鳥の場所です。なんといっても駅から近くて行きやすい! 京阪電車で枚方市へ行くと関西医学大学の建物が並び、その看板文字にハヤブサが食事処にしています。お狩場は淀川の広い河川敷です。


ハヤブサ:遺伝的にはインコに近い仲間だそうです。ニューヨークの摩天楼やパリの町中に巣を作る様子がテレビで紹介されました。餌さえあれば意外と都会でも生きていける種のようです。


ホオジロ・アオジ:どちらもスズメに似た地味な羽衣ですが、恋の季節に素敵な声で囀ります。


キセキレイが元気に何度も飛び上がりました。


淀川の広い河川敷ですが、去年から改良工事でたくさんの樹木が伐採されています。伐採のために藪も切り払われてしまいました。日本野鳥会リーダーより「これから20年は野鳥の数は回復しないでしょう」とのこと。ポツンポツンと残された樹木は在来種が選ばれたそうです。
阪急十三駅の喧騒から10分も歩くと淀川がドカンと流れる空間が広がり、これからの季節はヒバリがピーチクパーチク囀ります。2月1日にソロバードウオッチングに来ました。


センダンの実を好む野鳥はたくさんいます。先ほどの淀川改良工事ではたくさんのセンダンの樹木が伐採されました。


一人で少し不安だったのですが、最後にベニマシコを観察できることができて、気分は最高に盛り上がりました。啄んでいるのはアキニレかな?
長々と読んでいただきありがとうございました。


