淀川 枚方~天神橋筋6丁目

淀川・・・シニア自然大学校に入って「目からうろこ」状態の一つが淀川の自然ではないでしょうか。幼い時、阪急電車に乗って神崎川や淀川を越えると「臭い~汚い~」というイメージでした。今は定期的に探鳥会が実施され、冬鳥の時期は40種くらいを観察できるときもあります。昔から探鳥に関わっていた方にお聞きすると「随分と樹木が切られて野鳥は少なくなった」そうですが、初心の私は驚きと発見の連続です。

12月11日は枚方の方の淀川、18日は天神橋筋6丁目駅からの淀川の野鳥観察会に参加してきました。

「ガンの群れ?」とよく間違えられますが、V字編隊を組むのは他にもいます。

最初は橋げたの模様かなあと思っていましたが、カワウでした。探鳥会のリーダーの方が数えられたところ550羽いたそうです。チョウゲンボウは何度か目にしました。

メジロはナンキンハゼの美味しいところに齧り付いた瞬間です。メジロは年中関西にいますが、タヒバリは冬にやってくる冬鳥です。開けた場所にいますが、この場所は淀川の野球場の外野です。野球少年にびっくりしないのかなあ。

2枚のノスリは違う個体です。ノスリは渡りを行い10月の渡りとしては遅い時期に南へ渡る個体と、日本にとどまる個体とあるとのことです。この2羽は寒いのに強いのか?

左のノスリはカラスと5分くらいはくるくると飛び回っていました。嫌がらせなのか遊んでいただけなのか、カラスに聞いてみたいものです。カラスはハシブトカラスかハシボソカラスかは分かりません。

ユリカモメは冬鳥で京都の鴨川の冬の風物になっています。赤い嘴と足が目印です。小魚や昆虫を食べる肉食ですが、なぜかクスノキの実に群がっていました。野鳥の専門家の山根みどり先生にお尋ねすると、「ユリカモメがクスノキの実を食べるのは昔から知られています」とのことでした。結構雑食のようです。

クイナ科の鳥を観察したのはここ4年間で2回くらいだったと思います。用心深くジッとしていることが多くあまり目立つところにはいません。留鳥なのに見かけることは少ないです。幼鳥とともにいてここで繁殖しているということですね。嬉しい驚きでした。

セキレイ科の別な種「ハクセキレイ」は街中の道路や駐車場でもよく見かけます。キセキレイは川に沿って、セグロセキレイはある程度自然の濃いところでしか見かけないように思います。

カンムリカイツブリは大型のカイツブリ科で冬鳥ですが堺のため池でときどき繁殖行動が見られるようになりました。夏の毛色(繁殖換羽)はとてもきれいで一度見てたちまちファンになりました。カワアイサは左が♂右が♀です。光が強い所では雄の頭は綺麗な緑色にみえます。雌の頭はモヒカン族のようによく爆発(?)しています。どちらの鳥も用心深くあまり岸辺には近寄りません。

                           2022年12月25日  松田祐希江

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