ブッポウソウ 吉備中央町
「森の宝石箱」と言われる鳥が毎年5月に岡山県吉備中央町にやってきます。もちろんほかの地域にもやってきますが、ここは町を挙げてブッポウソウの保護をされています。町には126個の巣箱がかけられて108個の営巣が確認されました。(2024年度)東南アジアから渡ってきたブッポウソウは日本で子育てして秋にはまた渡っていきます。
車で行けば約3時間、日帰りで観察も可能ですが、なかなか運転が一人ではしんどい!今年はなぜか行こうという方が居られて(運転も出来て)2回も観察することができました。7月の3日と9日に行ってきました。


吉備中央町にはブッポウソウの観察小屋が整備されて椅子もあり快適です。
ブッポウソウの雛の孵化してからの動きは以下の繰り返しです。



ブッポウソウは「ゲッゲゲゲ・・」と鳴き最初はカエルが鳴いているのかと思いました。巣箱にはすでに雛がかえっています。親鳥はまず近くのほぼ決まった枝にとまります。餌を咥えて居れば巣箱に向かいます。巣穴をのぞき込みますが、なぜかすぐには給餌しません。少ししてから巣箱に潜り込みます。



巣穴に潜り込むときは尾羽を曲げて押し込むように入ります。この時足場になるでっぱりが無いと巣穴として使いずらい様子です。給餌には1分も掛からず終了ですぐに顔を出し、周りの状況をしばらく観察します。飛んでいるときは羽根の白い部分がめだちます。私が観察したのは午前中でしたが何度も繰り返していました。
この自然木を生かした巣箱は「横山様」と言われる神社の観察小屋から見ることができます。駐車場も広く、巣箱の中のビデオ映像も完備されています。



「横山様」は神社に「横山」という名前の墓石が立っていたことに由来するそうです。腰痛に効くそうでありがたいことです。巣箱内の映像を見ること出来て観察記録が付けてあります。雛の巣立ち予定日まで書かれてあります。トイレも借りることができてすべて無料です。



巣箱の映像です。ビデオの映像は家の中なので画面も見やすく、椅子に座ってゆっくりと見ることができます。雛は6月29日と7月1日に生まれたそうです。9日の映像の雛には羽が生え始めています。
ブッポウソウがゲットした昆虫 色々



ブッポウソウは飛びながら昆虫類を嘴で捉えて巣箱に持ち込みます。オスメス協力して餌やりをします。



真ん中の大きな羽虫は何度も親鳥が噛み噛みして雛に給餌していました。
9日に横山様の手前にある「中山さん」の巣箱や駐車場の土地を提供されている中山良二さんにお話を聞くことができました。お名刺をいただきましたが、「ブッポウソウ吉備中央町会事務局」をされている方でした。中山さんの巣箱にいるつがいは「横山様のつがいに比べるとオスがときどきさぼっている」とのことです。いろいろ個性がありそうです。
ブッポウソウは環境庁より絶滅危惧種と指定されています。日本野鳥の会岡山県支部が昭和63年より生息調査に乗り出し、生息数の多い吉備中央町で保護活動を始めました。NTTやNHKが電柱に巣箱の架設を許可されたそうです。地域の小学校が巣箱造りの協力をしてくれました。村の予算もついて、日本財団ボランティア支援977,000円を受けることができたそうです。(日本野鳥の会 岡山県支部HPより)
ブッポウソウが子育てできる環境を維持することはなかなか大変なことだと思います。吉備中央町さん宜しくお願いします!
読んでいただきありがとうございました。


