コアジサシの子育て 平城京
4月5月は毎年は夏鳥を追いかけているのに、今年はマンションのレンタルガーデンに翻弄されました。私は2~3年かけてのんびりと庭造りをやろうと思っていました。ところがレンタルガーデンの「無料」レンタルには意外な落とし穴がありました。「雑草を引いて見栄えよく管理する」ということです。私の眼には雑草など見えず、どれも大切な緑の資源でしたが、世間様にはそうは映らなかったようです。
仕方なくスギナやヤブガラシなど処分にかかりましたが、根茎で増えるこの草は抜いてもすぐ生えてきます。熱湯をかけてみましたが、3週間で元通りになりました。50cmくらい土を掘り根茎を余さず取り除いた土を戻すと多少は効果があるようですが、体力的に無理です。



3月20日 借りる前のガーデンの様子です。20年近く年に2回草刈をするだけでした。サツキが全面に植わっていたため、その中で樹木や草本が育っていました。ところどころにある穴はその根っこを掘ったものです。全部で20個くらい掘り起こしましたがまだあります。
スギナがマンションの塀際や外側(歩道側)の壁際にびっしりと育っています。
4月20日 友人に貰ったものの植えるところのないアジサイを植えました。バタフライガーデンにしたいなあとフジバカマを分けていただき植えています。
上と右の道路際に植えた水仙と玉すだれは、悪戯されて総て抜かれました。

植えてある植物はほぼ種から育てたものか、友人知人よりもらい受けたものです。
蝶にも来てもらいたいですが、鳥さんにも訪問してほしいので、バードバスと餌場を仕掛けてあります。
同じくマンションガーデンをレンタルされている方は7人おられます。20年近くこのマンションに住んでいますが、挨拶以外に言葉を交わしたり、「たくさん頂いたのでお裾分けです」などする知人が初めてできました。(写真に書き込まれた文字をすべて判読できた方は大変辛抱強い方だと思います。感謝。)
平城京でコアジサシ営巣



奈良の野鳥科会員より毎年平城京の隣でコアジサシが営巣してると情報を聞きました。5月22日に観察に行きましたが、7つほどの営巣してるらしいコアジサシを発見しました。毎年コアジサシは甲子園浜で夏鳥として観察します。魚食のコアジサシがこんな奈良盆地で繁殖とは不思議に思いました。
砂利をばら撒いただけの荒れ地です。コアジサシはヒヨドリくらいの大きさですが飛ぶととても大きく見えます。細長い羽根ではるばるオーストラリヤから、日本で子育てするためにやってきます。



5月22日の時は雛はまだ誕生していませんでしたので、6月12日にもう一度平城京に行きました。3羽ほどまだ抱卵中のようでしたが雛を見つけることができました。コアジサシの雛は砂利の色にそっくりで最初は見つけられず、親鳥が降りてくるのを見て見つけられました。
親鳥が雛に近づくのは餌を渡す一瞬だけです。(カメラで撮れず・・・)水浴びの様子も離れてみていました。雛は歩くとき以外は「伏せ」の姿勢を保ちます。



コアジサシの営巣地には草地もあり、ヒバリが天高く飛び良く囀っていました。営巣している可能性もあります。コアジサシの営巣場所でその周囲にコチドリが営巣するのはよく知られています。
カラスなど天敵が来た時にいち早くコアジサシが発見し集団で追い払うことが知られています。コチドリはちゃっかりと自分の雛も守ってもらっています。

左にコチドリ、右にコアジサシの親子。コアジサシの親はコチドリの動きを見張っているように見えます。
日本野鳥の会奈良支部では、「コアジサシの営巣は旧積水ハウスの跡地が出来てすぐに始まりました。この土地の保護を奈良市に要望する活動を行っています」とのことです。
2回この地に観察しに来ましたが、私以外に観察している方は、2回目に一人居られただけでした。バス停を降りてすぐの絶好の観察場所なのに、大阪だったら(大阪城公園だったら)2桁はカメラマンがいると思うのになあ。
最後まで読んでいただきありがとうございました! 松田祐希江


